2023年 春のバザー
先日、私たちの補習校の数ある行事の中でも特に人気のあるバザーが開催されました。やっぱり一番人気は食べ物。おにぎりやいなり寿司、くじ引き付きクッキーやケーキ、本格的な手づくりどら焼きや、バブルティーまでお目見えし、テーブルに所狭しと並んだそれらを子供たちが我先にとほおばりました。今年大人気だったのはくじ引き。毎週頑張る子供たちに楽しんでもらいたいと作られた手作りのくじ引きを、子供たちは目をキラキラさせながら引いていました。

先日、私たちの補習校の数ある行事の中でも特に人気のあるバザーが開催されました。やっぱり一番人気は食べ物。おにぎりやいなり寿司、くじ引き付きクッキーやケーキ、本格的な手づくりどら焼きや、バブルティーまでお目見えし、テーブルに所狭しと並んだそれらを子供たちが我先にとほおばりました。今年大人気だったのはくじ引き。毎週頑張る子供たちに楽しんでもらいたいと作られた手作りのくじ引きを、子供たちは目をキラキラさせながら引いていました。
今年もヨークシャーハンバーサイド日本語補習校は、クリスマスを迎えることができました。ここ2年間は、コロナ・ウイルスの影響でいつものパーティーが中止になっていましたが、今年はその埋め合わせとして、最高のクリスマスパーティーを開催することができました。サンタクロースもやってきて、子どもたちのクリスマスのリクエストを聞いて、一足早いクリスマスプレゼントを渡してくれました。ホーホーホー!
先日、本校の令和4年度の卒業式、終業式が 執り行われました。
Covid 19の懸念の残る中で始まった新年度。手探りでの行事再開、度重なる教室変更、更には年度途中での校舎移転など、なかなか落ち着いた学習環境が整えられない中、本校の児童生徒たちは素晴らしい強さを発揮し、これらを乗り越えてくれました。
卒業式での卒業生たちの詩と手紙の朗読では、それぞれの苦労や思いがたくさん詰まっていて、胸が熱くなりました。
2022年6月18日、本校では校舎移転後初、3年ぶりとなる運動会が開催されました。コロナウイルスの感染リスクを考慮しながらの種目選びとなりましたが、先生方、保護者の皆さんの多大なるご協力のもと、心配していた天候にも恵まれ素晴らしい一日となりました。
各団長による選手宣誓、準備運動のラジオ体操に始まり、本校幼児部から中学部までの紅組、白組に分かれた全児童、生徒たちが、だるまさんが転んだ、障害物競走、水運び競争,
リレーなど合計7種目を行い、広いグラウンドを所狭しと駆け回りました。途中、休憩の後に行われた応援合戦では各応援団長の号令のもと紅組、白組とも練習の時よりも何倍も大きな声で素晴らしいパフォーマンスを見せ、先生お手製の応援ボードもまた、応援合戦に華を添えてくれました。
また、始めのうちは恥ずかしがっていた生徒たちも、最後のリレーの頃には身を乗り出して大声を張り上げて応援してくれました。
最後は紅組の勝利となり幕を閉じましたが、何にも代えがたい笑顔の子供達を見て、改めて対面授業再開の喜びを噛みしめることとなりました。
鹿児島出身。平日はホスピスで臨床アロマセラピストとして働いています。15年前に日本語のプレーグループの立ち上げ、運営した経験を活かしつつ、補習校では、これまでに小学2年生、5・6年生の複式、中学1・2年生のクラスを担当してきました。生徒達のやる気スイッチを押して学習意欲を引き出すべく、楽しい授業を心掛けています。生徒達には、アニメ、J-POP、歴史、環境問題など、自分の関心事をきっかけとして、マラソンのように長期的な視点で継続して日本の言語・文化を学び、世界に羽ばたいて欲しいと願っています。
8年間日本の幼稚園で働いた後英国でピアノを教えながら現地の学校で勤務しています。保護者の方と蜜にコミュニにケーションを取り子供達が秘めた可能性を最大限に伸ばしていくこと、そして園外保育、リトミック、工作、実験、発表等を通して心と体を開放させIQ(知能指数)だけではなく、生きる力を計るEQを伸ばすことが私の教育理念です。と偉そうに書いていますが、園児から「すっとこどっこい先生」の称号を頂戴しました。素直でかわいくて可能性を無限に秘めた子供達と共に笑い声の絶えない楽しい授業を行っています。
僕がこの学校の存在を知ったのは家族でイギリスに留学してから1年もたった後のことで、既にギリギリ対象の年齢を超えていました。本来であれば通えるのは妹と弟だけだったのですが、ボランティアでいいからと教師側の手伝いをさせてもらうことになりました。自分にとっては、この経験が大きな転換点になったと感じています。
当初僕は、イギリスの高校にもあまり馴染めずにいました。元々東日本大震災の影響を受けての留学だったという経緯もあり、日本に強い未練があったので、そもそもあまり馴染もうとしていなかったのかもしれません。そんな中、なんとか巡り合えた日本のコミュニティに関わりを持てるのであれば生徒である必要はありませんでした。補習校側もボランティアであればと快く歓迎してくださり、その後2年間にわたり補助講師として携わってきました。
各学年を少しずつ見た上で個人的にとても印象的だったのは、同じクラス内の生徒の言語レベルのばらつき具合です。1クラスあたりの人数はそう多くありませんでしたが、イギリスに来た年齢や家庭環境、日本を離れた時の心境など多くの要因が複雑に絡み合い、生徒それぞれの英語と日本語の習得具合に大きな差を作っていました。それでも、先生方はペース配分や課題の提示方法を創意工夫したり、すぐできる子がすんなりとわからない子を自然と助けるよう促したりしながら滞りなく授業を進めていました。
結果として、補習校を卒業する頃には誰しも日本で生活するのに困らない程に日本語が話せるようになっていました。補習校では授業以外にも、休憩時間や放課後に日本語でおしゃべりしていることが多く、友情を深めながら日本語も高めあっていたように思います。
実際、先日単身で日本に旅行に来た卒業生と会いましたが、今でも同期の仲間と連絡をとって会っているそうです。ヨークシャーハンバーサイド日本語補習校は、近郊に住む日系の子供であれば可能な限り通った方がいいと思いますし、高校生以上でもぜひ1度は行ってみてほしいあたたかい団体です。
私がヨークシャーハンバーサイド日本語補習校を知ったのは、在英日本大使館のWEBサイトでした。当時、息子が4歳になるので日本語に、もっと触れさせてあげたいと思っていました。
それから幼稚部に入園して、土曜日に息子と同じハーフのお子さんたちと一緒に勉強することが息子にとって一番好きな曜日になりました。歌や折り紙での工作も日本の保育園と同じ内容で、親も懐かしさを覚えて一緒に楽しみながら過ごしました。また、この頃から宿題があり、そのおかげで自宅での学習習慣がついたのもこの時期かあったからだと思います。
小学1年生になった途端、パンデミックでロックダウンになりオンライン授業が始まり、初めての小学生の授業を対面で受けることができずに親子共々不安もありましたが、同級生やその保護者の方々と共に助け合い励ませれ頑張ることができました。また、息子に対しての日本語教育で迷いや心折れそうになった時に、担任の先生が親身になって対応して頂いた事もありました。
今では、補習校以外でも、子供たちはお泊りしたり、キャンプに一緒に行ったりして楽しく日本語補習校ライフを楽しませてもらっています。この苦楽を共に過ごした同級生とそのご家族と中学生の卒業までがんばっていけたらと思っています。ヨークシャーハンバーサイド日本語補習校での時間は、子供たちにとって本当に貴重な経験と将来の糧になると、私は心から確信しています。
中学二年生から参加しました。
規模の小さな学校でしたが温かく迎え入れてもらえ、すぐに打ち解けることができました。在学期間は二年と短かかったけれど、卒業後も幼稚部のアシスタントとしてお手伝いで通うほど大好きな場所になった補習校。休み時間には年齢の垣根を越えて遊び、いつも笑いの絶えないやさしい空間でした。
保護者室では現地校のわからない事や日本食再現法の情報などが行き交い、バザーではお手頃価格で服やおもちゃを譲り合い、まるで親戚が沢山 できたかのような気持ちで毎週ウキウキしながら通っていました。
日英どちらかの言語しか喋れない子供も多かったのですが、共通の趣味や仲の良いの友達ができると驚きのスピードで言語を習得する光景がよく起こり、日本語を完全に忘れていたはずの弟がいつの間にか流暢に喋りだした時は本当に感動しました。かくいう私も、毎週の漢字テストでクラスメイトに得意げな顔をされる度に煽られ、大嫌いだったはずの漢字を必死に覚えるようになっていました。
大人になりロンドンに引っ越した今は沢山の「補習校育ち」の日本人と出会います、ヨークシャーハンバーサイド卒業生の先輩にもバッタリ出会いました。イギリス育ちだと言われなければわからないほど日本語がペラペラに話せる彼らは、日本人のような誠実さや真面目さも持ちながら差別や偏見のない広い視野で世界を見ている人が多く、とても好感を持てる人ばかりでした。日本とイギリスという相反した国をどちらも経験し理解できる分、同じ話題でも多方面から考えることができるのかもしれません。イギリス育ちの子には「日本語を学びたい」という意欲を引き出すきっかけに、日本育ちの子には「慣れ親しんだ環境にちかい場所」になればいいなと思い、この補習校に通う子が増えたらいいなと思います。
私は、以前他の補習校に通っていましたが、自分には合わなくて途中で辞めてしまいました。引越しを機にヨークシャーハンバーサイド補習校に通い始めました。国語の勉強と毎週日本語で交流出来る場があったおかげで、日本語がそれまで以上に身に付きました。先生方や生徒のみなさんと仲良くしていただき、中学部卒業後の今でも交流が続いています。
息子が4歳になった年、ヨークシャー・ハンバーサイド日本語補習校幼稚部に入園しました。
入学見学の日、日本の歌やひらがなを楽しく学ぶ様子を見て、息子本人が「やってみたい」と希望しました。
ちょうどその日の休憩時間、ラジオ体操の音楽と共に元気よく身体を動かす生徒たちを見て、自分が日本の小学校に通った日々を同じように息子も体験することができると思い、入学を決めました。
運動会・朗読会・書初めなど、家庭学習では体験できない様々な行事が日本語補習校で学べます。また日本の小学校と同じ教科書を使い、教科書の授業や学校生活を通して日本の文化に触れることができたように思います。自分が小学生の時に学習した「ごんぎつね」や「わらぐつの中の神様」などの物語をイギリスで同じように学べるのは親としても嬉しく思いました。
初めは、日本語のテレビや漫画が楽しめるレベルに日本語を習得できれば・日本で暮らす日が来るときに備えて・・・との思いで通い始めましたが、GCSE(16歳で受ける全国統一試験)の日本語科目を受験する先輩たちをお手本に息子や他の生徒も次第に目標を高く掲げ挑戦していく姿を目の当たりにし、これまで通った日々のおかげで日本語習得以上のものを得たように感じます。
こちらの学校で一緒に学ぶ友だちに出会い、互いに支え合うことで、イギリスで暮らしながらも日本人としてのアイデンティティーの軸を育むことができました。ヨークシャー・ハンバーサイド日本語補習校は小さな学校ですが、とても温かいアットホームな雰囲気の学校です。保護者としても、イギリス北部では慣れない生活環境ゆえに悩みや孤独感を抱くこともあったのですが、日本語補習校に入学して以来、様々な子育てやイギリス生活の相談が出来る場ができ、非常にありがたく思っています。日本語補習校は、子どもたちが日本語という「言葉の力」を学び、個を尊重し合える素晴らしい学校です。
これから先、多くの子どもたちが本校を巣立ち、それぞれのフィールドで羽ばたいてくれることと思います。
毎日現地校に通う子供たちが、家庭の外でも日本語で交流し、日本語を学ぶために、この補習校に通わせています。先生方も熱心に指導してくださり、子供たちも同級生たちと毎週楽しく勉強しています。一年を通して学校行事もあるので、子供たちにとっても良い経験になります。また、学校の規模もこじんまりとしていて、保護者の皆さんもとてもフレンドリーなので、子供たちが日本語を学ぶ場としてだけではなく、地域の日本人コミュニティーの貴重な交流の場としても、この補習校は重要な役割を果たしていると思います。